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機械式腕時計が好き。

安くて快適便利が良いわけじゃない。

 

機械式腕時計が人気である。

毎日ネジを巻いたり、自動巻きにしても腕にはめていないと止まってしまうにも、かかわらずだ。

電波時計やソーラー時計なら、そんな煩わしさはない。

クオーツ時計の出現で、機械式時計は壊滅するかに思えた時期もあったのだ。

 

日本のセイコーが、クオーツ時計『アストロン』を1969年に発売する。値段は、45万もしたというから、小型自動車なみである。

スズキアルト45万円とか言ってたよね。

 

一日10秒位の誤差でも、機械式は素晴らしいのだけど、クオーツなら年に数秒の精度である。

機械式は絶対にかなわない。

ところが、機械式はなくならなかったばかりか、今でも大人気だったりする。

男性が指輪をしたり、ネックレスをしたりするのは、ちょっとと思うが(個人的意見です)、腕時計なら堂々とオシャレができたりするのが原因かもしれない。

靴も同じかな。

 

もはや腕時計は、趣味の世界であって精度とかどうでもいい。

スマホがあれば、正確な時間はいつでも確認できるし…。

クオーツ時計は、安くて快適で便利を追求してきた。日本人が得意な分野だ。実際、スイスの高級時計を作っていた会社は、次々と倒産したのだ。

 

一方、高くてやっかいで面倒な機械式を選ぶ人たちもいた。

それに気づいたロレックスとかオメガは、高級路線を選んだ。もはや、精度なんてオマケでいい。

クルマの世界でも、面倒な旧車が好きな人たちがいる。

富裕層は、高くて手間のかかる「モノ好き」が多いのかもしれない。

 

写真は、パイアイ時代のミッキー。1970年代のものらしい。

面倒な機械式だけど、可愛いのだ。

 

文:紙本櫻士

 

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