
今までないモノの出現。
NTTが発売した携帯電話は、デカかった。
1987年頃の製品である。
広告代理店で派手に稼いでいた友人が、新幹線からかけてきたのを覚えている。
電車の中からかけてはいけない。というマナーがなかった時代である。
保証金が20万円もし、通話料も高額だった。
それでも「いいなぁ」と、思ったものである。基本、僕は新しいものが好きなのだ。
その後、急速に電話はコンパクトになり、値段も下がった。
「渋谷のハチ公前に、19時」
などということがなくなり、彼女に電話すると親が出てくることもなくなった。
携帯電話がない時、親がでてくる問題は大変だったのである。
生活習慣が変わり、僕たちの意識も変化していく。
インターネットと電話が融合するスマートフォンの登場で、地図や辞書がいらなくなった。
枕のような広辞苑が、本棚にドンとあるのも不要になった。
中国語もスペイン語も、スマホで訳せる。スゴイことだ。
もはや、ドラえもんのアイテムである。
新しいモノの出現で、世界が変わっている。
AIの出現で仕事がなくなる。という声も訊く。
でも実際はなくならなくて、違う仕事が生まれるだけだと思っている。
『ステージキッズ』も、未来を変える。と僕は思っている。
今までになかったモノは、多かれ少なかれ、人の意識を変えるからだ。
見たことのない景色、見たことない人物やサービスも生まれるだろう。
そんな風にワクワクしながら、開発中なのである。
文:紙本櫻士
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