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使い捨てダンボール・テント

欧米イベント事情。

 

アメリカには、泊りがけで参加するイベントがよくあるそうだ。

全米からクルマでやってきて、テントを張り泊りがけで参加するのだ。

問題は、終わった後のゴミである。

なんと、4分の1の人たちはテントをそのまま残して帰ってしまう。

イベントが終わると、会場はテントのゴミだらけ。

しかも、テントには燃えないアルミなどの金属が使われていてやっかいだ。

専門業者が片づけるんだけどね。

つまり、使い捨て前提のテントだったりするのだ。

 

それに目をつけたのが『Kar tent』というオランダデルフト大学出身デザイナーたちだった。

ダンボール製使い捨てテントを考案したのだ。しかもエコ。

もちろん、持って帰って再利用することもできる。

少々雨が降っても大丈夫で、2,3日泊まれる。

会場で1800円くらいの格安テントを販売すると、飛ぶように売れるという。

二千円を切るのは安いよね。

写真のタイプは、5千円くらい。

 

国土が小さな日本だと、泊りがけの大イベントはあまり聞かない。

テントを張る人たちは、きっちりゴミひとつ残さず撤収していくイメージである。

たぶん。

となると、使い捨てダンボールテントは欧米に向いているのかもしれない。

ダンボールハウスは、日本ではイメージ悪いし…。

 

ペーパー・ステージキット『ステージキッズ』はどうか?

僕は、持って帰って繰り返し使ってもらうことを想定している。

「もったいない」の精神があるのは、やはり日本製だからかな。

 

文:紙本櫻士

 

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