晴れたらいいね。
天気が問題なのだ。
一年前から計画したイベントが、当日、大雨や台風などが来ると、中止になてしまうことしばしばだ。
外のイベントは、ある意味カケだし、晴れただけで大成功だと思っている。
2015年から始めた『千人の月見の宴』は、おかげさまで3年続けて晴れた。
しかも、翌日も晴れなのは奇跡的だと言われた。
翌日撤収作業があるから、雨が降ると大変なのだ。
ゲリラ豪雨も増えてきた。
温暖化が原因なのかは知らないが、風が吹き空が真っ暗になり、イベント中に嵐が突然やってくるのだ。
勘弁して欲しい。
千人の月見の宴では、カッパを1000着用意をし、雨天用の会場も押さえた。
当日晴れたので、使うことはなかったけどね。
今年、市役所に「雨天用の会場を去年通り使わせてください」とお願いしたら「使わない可能性がある以上、貸すことはできない」と、断られてしまった。
「使わない人に、なぜ、独占させるのか?」と、苦情がきたらしい。
雨天会場として使うのだが理解されない。
さらに問題がある。
公的な後援がある場合「黒字はいけない」という決まりである。
基本的にそうなのだ。
なので、赤字になってしまう。
イベントを続けていくのが困難な決まりである。
企業の広告としてやるか、協賛金を集めるか、街の篤志家になるしかない。か、助成金である。
僕たちは、協賛金集めと自腹だった。
どうにかしてトントンにし、ビジネスとして成長させたいと考えているけど、いざやってみると思った以上に黒字化の壁は厚い。
余談だけど、僕が近所の銭湯に行った時、
「お前ら儲けやがって」と、見知らぬオジサンに捨て台詞を言われた。
金を懐に入れるジェスチャーをしながらである。
最初、何のことか分からなかったが、すぐに、千人の月見の宴だと気づいた。
きちんと説明しようとしたら、オジサンはプイッと風呂から出ていってしまった。何に怒っているのか分からなかったけど、何かに腹を立てていたのは確かだった。
本当は違うことで怒っているのかもしれないけど、僕は凹んだ。
そんなことが何度かあって、どうやら僕たちは「儲けているように見える」ことが分かってきた。7000人来場したのだから、そう見えるのだろう。
助成金を使って間接的に商売するのはオーケーなのに、普通に黒字化はなぜダメなんだ? ドン! と言いたい。
応援してくれる人は沢山いるし、いいことも沢山あるんだけど。はぁ〜。
とはいえ『千人の月見の宴』を広めていきたい。
アイデアで乗り切りたい。と、思っている。
問題は、続くのだった。グチってしまった、大変なのです。
文:紙本櫻士
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