台風襲来の日がある。
僕たちは、中秋の名月の日に『千人の月見の宴』をやっているけど、雨前線が広がる秋の月見は大変なのだ。
二年前の9月27日(日)が中秋の名月で、台風襲来の特異日の次の日だった。
特異日というのは、高い確率で特定の気象状態が出現する日のことだ。
やたらと雨が降ったり、やたらと晴れたり、やたらと台風が来たりする。
ウィキペディアで調べると、特異日の例が掲載されていたので、いくつかあげてみよう。
【特異日の例】
1月16日 晴れの特異日
3月14日 晴れの特異日
6月1日 晴れの特異日
6月28日 雨の特異日
7月17日 雨の特異日
8月18日 猛暑の特異日
9月12日 雨の特異日
9月17日 台風襲来の特異日
9月26日 台風襲来の特異日
などだ。
『千人の月見の宴』の一週間前、天気図を見ると太平洋上にグルグルと、台風が発生していたのを覚えている。
どう考えても、26日か27日あたりに、日本を直撃する勢いである。
しかも前日は、台風襲来の特異日ではないか!
「大変です。台風が月見の日に向かってやって来ています」と、事務局の広瀬が言った。
「大丈夫」と、僕が答える。
「だって、来てます」
「辰巳満次郎さんも『私が防いどきます』と、言ってました」
「雨対策を急ぎましょう」
「意賀美神社の宮司さんも『うちが関係するイベントでは、雨が降りません』と、言ってました」
「ぶんなぐるで」
それでも協賛していただいたお客さまに、雨天会場を押さえておくことにする。
「夕立用のカッパも必要だね」と、広瀬が言った。
「雨を振らせたいの?」
「だって、台風が来てるやん」
「来ません」
「バカなの死ぬの?」
そんなやり取りを一週間していたが、結局、台風はビシっとそれて当日は晴天になった。
満次郎さん、意賀美神社、恐るべしである。
今年は、10月4日(水)。調べると、ほぼ晴れる日なのだった。
協賛していただいたお客さまに、雨対策として枚方市民会館は押さえている。
満次郎さんと意賀美神社にも、晴れをお願いしているのは、もちろんである。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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