トライ・アンド・エラーと、撤退は違うのだ。
リクルートのような大企業も副業を認めだして久しい。花王、富士通、日産なども、副業が認められている。
一昔前なら、副業などもっての他だったのに、いまなぜ企業は副業を奨励しているのか?
おそらくだけど、優秀な人材確保に役立っているからではないかと思っている。
優秀や人ほど、他社に誘われるし新事業を思いつき実行に移すだろう。与えられた仕事をテキパキとこなす「時間を売る人」はもういらなくて、起業するくらいのスキルが欲しいのだ。優秀な人材流出を防ぐ、ひとつの手段となっているのではないか。
また、5年後、10年後の働き方を考えた時、収入源がひとつだと不安である。例え、大企業でもリストラがあるし縮小、事業撤退だってある。
「あなたの時間は、もう買わないよ」と、突然、言われかねないのだ。
AIによって奪われる仕事は、この「時間を売る仕事」なのだ。
大手商社に努めている友人の現在の悩みは、社内失業だそうだ。
「なんでもいいから、事業を立ち上げて儲けろ!」というのが、友人が求められている仕事である。ルーティンワークは、間に合っているのだ。
じゃぁ、何をすればいいの?
と、思うわけだが、なかなか前に進めない。
小説家になりたいけど、一体何を書けばいいのか? と、考え続けていている状態である。実は解決は、簡単である。
まず、書き始めればいい。
で、トライアンドエラーを繰り返しながら、ブラッシュアップをする。
小説を書くのも、新事業を立ち上げるのも基本的に同じだ。
ダメだと思ったら撤退もあるけど、続けているうちは失敗はない。
エラーがあるだけ。
エラーは修正すればよい。
と考えながら、ブラッシュアップを続けている。
文:紙本櫻士
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