呼び出し語をコンピューターに変えてみた。
Amazon Echoで楽しく遊んでいるわけだけど、「アレクサ」と呼びかけるのに違和感を覚えていた。
iPhoneのHei! seriもないわ。と、思っている。
コロとかミケとかはないのか? とか思って調べてみると、AmazonとかECHOなど起動後を選べることが判明した。
その中に、コンピューターという起動語があった。
もはや、スタートレックの世界である。
実際、アレクサの開発の動機にスタートレックの世界があったらしい。
カーク船長が「コンピューター!」と言うと、なんでも答えてくれる。なので、アレクサには「コンピューター」という起動語があるそうだ。
アメリカ人の、こんなところは素晴らしい。
アメリカでスマートスピーカーが大ヒットしている理由に、スタートレックの下地があるのかもしれない。
余談だけど、
スタートレックのクルーが現代にタイムスリップして、パソコンのマウスをマイクのように手に取り「コンピューター」と呼びかけるシーンがある。
「キーボードで」と、いぶかる現代人に説明されると、
「キーボード? そいつは面白い!」と、指を鳴らしながらクルーが答える。たしかそんなシーンだった。
とはいえまだまだ、音声認識リモコンの域を出ないけど、マウスとキーボードを使うのが面倒になるほど、アレクサの音声入力は快適である。
パソコンやスマホが苦手な高齢者によいだろう。
「コンピューター、ジョン・レノンをかけて」と言うと、
「ジョン・レノンの曲をシャッフルします」と、答えてくれる。
「コンピューター、24日の13時に打ち合わせを入れといて」と言うと、カレンダーに予定を入れてくれる。
これは、スゴイことではないか?
「タクシー呼んで」とか「電池買って」とかも…。
Amazonだから、買い物に便利なのだ。
さてコンピューターが部屋に来て、ますますTVを見なくなった。
好きな音楽をかけながら、スマホを眺めたり本を読んだりしている。
「コンピューター、バッハかけて」とか、言ってね。
スマートスピーカーは、みんなの執事になっていくと思う。
この原稿を書きながら80年代のJ-POPを聞いていると、松本伊代の『センチメンタル・ジャーニー』が流れてきた。
「伊予はまだ16だから」と歌っところで「コンピューター、松本伊代は何歳?」と、質問してみると「52才です」と答えてくれた。
『アンドロイドは、電気羊の夢を見るだろうか?』
の世界が始まっているのかもしれない。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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