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チャレンジする国の考え方。

できない理由を、まず、考える。

は、そろそろやめよう。

 

新しいアイデアを誰かに告げると

「それは、大変だし、どうマネタイズをするの? 上手く行って誰かに真似されたりしたらどうするんだ」

などと、実現できない理由を山ほど指摘される。

そりゃそーだけど、やりたいんだ。

というのが、僕の本音である。

 

アメリカで仕事をしている人のブログに面白い記事があった。

自分へのご褒美に防音室を注文した話である。

 

まず、その会社の製品が本当によいのかを調べ、振込詐欺でないことも確認し、えいやっと注文をした。

大きな荷物なので、家に待機しなければならないのが、面倒である。

しかし日本のように、ビシッと届かない。

 

「今日、一日待ってたのに届かない」と、連絡すると

「電話がつながらないから、行けなかったんだ」との解答。

彼は、電話番号を告げ、待つ。

すると、届くはずの日に「悪いな、今日は行けない」と、連絡が入る。

約束の時間、直前にである。

 

また待つ。

「なぜ、来ないんだ!!」と、彼は連絡を入れる。

「あんたの電話番号が分からないから、届けることができない」と、また言われ、

「伝えてる、ちゃんと届けてくれ」と再度電話番号を教える。

 

さらになかなか届かないから、オペーレーターに電話。

「どうなってるんだ?」

「おまえは、フォークリフト持ってるか?」

と言われ、

「そんなのない」と、彼は伝える。

「まぁ、分解すればいけるだろう。届けるよ」と、オペーレーターが言う。

 

友だちに応援を頼んで待っていると、

「悪い、今日は無理だわ」と、電話がかかってくる。

 

あり得ないと思う。

 

やっと届いたのは、部屋にどうやって入れるんだ、という重い巨大なシロモノだ。

見ていて、途方くれるくらいのモノらしい。

彼は何度も挫折しそうになるのだけど、アメリカ人たちは、

「これはいい。防音室があれば、いつでもエンジョイできるじゃないか」と、楽しげに話しかけてくる。

 

Facebookでも、ブログでも「これめっちゃいいやつだ」「ヴォーカルエンジョイできるじゃないか」

などと、肯定的な話しかしてこない。

そして、気楽に手伝ってくれる人も現れる。

 

何かにチャレンジする人を応援する気質がアメリカ人にはあるのだと思う。

日本人は、チャレンジや変化、新しいものが苦手だ。

 

自分の中に恐れがあるのはいい。

恐れがないなんて、馬鹿である。

 

問題は、みんなで「できない理由」を並べチャレンジを阻止することだ。

新しいことは、だいたい、大変である。乗り越えなければならないことだらけだ。

でも、そこは乗り越えるアイデアを考えればいい。

手伝ってもらってもいい。

 

チャレンジする人を励ますアメリカは、新しいことを生み出すのに向いている。

荷物が届かないのは、勘弁してほしいが。

 

チャレンジする人を、僕は、励ましたい(気楽にね)。

その人が成功すれば、一緒に喜びたい。

本当に。

 

ステージキッズは、まず、アメリカで売れるのかもしれない。

最近、思っていること。

 

文:紙本櫻士