さぁ、プレゼンの日。
人前で話すのが苦手である。
どういうわけか、上がってしまって混乱してしまう。
「プレゼンは、練習すれば上手くなる。
慣れだよ」
と、コンサルの友人に言われたことがある。
たぶんそれは本当で、場数を踏まないとプレゼンはうまくならないのだ。
僕の学生時代、プレゼンの授業などなく、練習する場がなかった。全くなかった訳ではないのかもしれないけど、思い当たらない。
ことによると、現在の学校はプレゼンの授業が重視されているのかもしれないけど、僕たちはそれほどではなかったように思う。
つまり必要になって、自分で上手くなるしかないのだ。
『ザ・ホワイトハウス』という番組がある。アメリカの放送局NBCで、1999年から2006年にかけて放映された作品だ。
大統領の役がマーティーシーンで、声優が小林薫だった。
大統領と側近たちを中心に描いたドラマである。
僕は、このドラマが好きでDVDを手に入れ、忘れた頃に、繰り返し観ている。
日本では、NHKの深夜番組だった。
ホワイトハウスで起こる出来事を疑似体験できるのが面白い。
ほとんど、シーンはホワイトハウスの中なので、制作費も安上がりだろう。
そこで重要な役割を演じているのが、大統領のスピーチライターや報道官である。人前で話すことが、ドラマの中でアメリカでではとても重要なことだと分かる。
どこまでもこだわるスピーチライターの仕事ぶりが、作品の中でかなりの時間がさかれている。
日本のドラマでは、まず、見かけないエピソードだ。
言葉で人を説得することが、アメリカではとても大事なのだろう。
日本人はというと、言葉より文書で説得する。
ハンコとサイン文化の違いにも通じるのかもしれない。
さて今から2時間後、僕はプレゼンをしなければならない。
昨日、練習したけど、うまく伝えることができるか心配である。
文:紙本櫻士
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