ステージキッズのプレゼン用模型を作ってみた。
来月、バイヤーが集まる商談会に参加する。
東急ハンズ、ロフト、コーナンなどなど、22社が集まる商談会なのだ。
扱ってくれそうな企業をひとつひとつ回ろうと思っていたから、一度に新商品のプレゼンができるのがありがたい。
担当者と名刺交換するだけでも、今後、話を進めやすいだろう。
チラシやパンフレット、WEBの作成を急がないといけないけど、いかに夢のある商品かを広くプレゼンしたい。
現在の商品が更にブラッシュアップして、夢が広がる商品だと訴求もしたい。
僕がバイヤーなら、他が扱っていないハッとするような売れるヒット商品を見つけたいと思うだろう。
商談会で、一度に沢山の商品を見て、判断し、できれば自社で囲い込みたい(ヒットの予感がする商品に限ります)。
彼らは宝探しに来ているのだ。
僕が記者だった時、毎日のように商品の売り込みがあった。
FAXや電話であったらし、チラシやパンフだったりだけど、担当が直接会いに来ることもあった。問題は、ほとんどが箸にも棒にもだったことだ。
ブラッシュアップすればなんとかなりそう、と思える商品もあったが、大体、製品であって商品ではない。
「欲しい!」が、弱いのだ。
あったら便利だけど…。
ステージキッズも、まだ、改善余地がいっぱいある。
欲しくなる商品へは、僕たちの課題なのだ。
数十年前のパソコンが、商品ではなく製品だった。
「このパソコン買うと何ができるの?」
と説明書を読んでも、特に何もできなかった。プリンターがないから印刷もできない。
日本語の辞書も付属の簡単なモノしかなく、パソコンを手に入れたという満足感しかなかったりした。
家に何台もパソコンが普及するなんて、思えなかった。
その後、実験的な製品から魅力的な商品になり、現在のようになった。
パソコンは小さくなり、スマホに姿を変え、ひとりひとつ持ち歩くようになった。
ステージキッズをみて、そんな未来を想像できるモノだとプレゼンしたいのである。
文:紙本櫻士
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