モノの値段。

純米吟醸『淀川 千人の月見の宴』二千円。

 

クラウドファンディングのリターンとして造ったお酒である。

千本くらい造ろうか、などと言っていたけど現実問題として、100本くらいがよいだろうと、100本山野酒造さんに造ってもらった。

10月4日の『千人の月見の宴』では、1本二千円で売った。

なんだかんだで、現在、残り17本である。

 

原価が二千円で、売値が二千円。

もとが取れたらいいや、という値段だ。

元なんて取れてないけど。

本当なら、五千円くらい?

だから、飲むと旨い。

二千円の酒と思って飲むとね。

 

モノの値付けが難しい。

2千円で仕入れているのだから、4,5千円で売るのが妥当だろう。でも無名のお酒に五千円出せない。

そう思っての、残り分二千円だ。

とはいえ、商売にならない。

商売としてとらえたら無茶な値付なのだ。

 

基本、世の中にない商品の値付けは難しい。

比較するものがないからだ。

それでも、これくらいなら売れるかな? という常識的な値段がある。

でも、何が常識なのだろう?

高ければ高いほど欲しい商品だってある。

ゴッホの『ヒマワリ』は58億円だけど、買った人は高いと思っていないだろう。絵画は、高ければ高いほど、価値が上がる世界なのだ。

 

さて現在、開発中の商品があるのだけど、高くするか安くするか思案中である。

モノの値段は難しい。

 

純米吟醸『千人の月見の宴』欲しい人いるかな。

あと、10本くらい行き先が決まっていない。

 

文:川はともだち 代表 紙本櫻士

 

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コメント: 2
  • #1

    浜崎園子 (金曜日, 10 11月 2017 22:01)

    もしまだ在庫あるなら、断酒明けに一本いただこうかな。

  • #2

    紙本 (土曜日, 11 11月 2017 12:47)

    ありがとう。読んでくれてるんだ。
    断酒明けはいつ?