昨夜の宣伝会議。
商品開発が進んでる。
値段交渉はあるかもしれないけど、仕入れ値が大体これくらいでという線が分かってきた。
ここからは、誰にどうやって売るのか?
欲しい人に届くのか?
を考える段階である。
お金がない分けだけど、それでもチラシや宣材などをどうするかも考えなくてはならない。
市場が分かっているレッドオーシャンなら、成功しているビジネスモデルを参考にできるけど、僕たちが挑んでいるのはブルーオーシャンの市場である。
まず、新しいモノに反応する人たちに届けたい。
新商品を紹介してくれる雑誌などマスコミへの売り込みや、何か新しい切り口での宣伝・販促のアイデアが欲しい。
「オマケにするのはどうやろう?」と、みーやんが言った。
「値段合うの?」と、眉間にシワを寄せた広瀬が言う。
「数がでないと難しいよ」と、僕。
「でも、オマケにできたらハケるようねぇ」と、広瀬がニヤリと笑う。
そうだけど、どうすればいい?
枚方市駅の近くにある貸し会議室でのことだ。
テーブルの上に乗せた新商品を眺めながら、アレコレ議論をする。
問題は資金だった。
何をするにもお金が必要である。
ある程度マネーを入れて時間を買いたい。スピードが大切で、時間をかけているうちにアイデアが腐ってしまう恐れだってあるのだ。
ヒト、カネ、モノ。
この順番は、どうやら正しい。
そして、どれもどうやら足らない。
文:紙本櫻士
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