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モノの寿命。

もったいないと言うけれど。

 

1997年に発売された初代ビーノに乗っている。

走行距離は6万2千キロ。近所のヤマハに修理を頼むと「新車を買った方が安い」と、断られる。

仕方なく、修理をしてくれる友人の店に持ち込むことになる。

クルマも18年乗っているし、写真は小学校の時、親に買ってもらった時計だ。

基本、修理して使い続けるのが好きである。

新モノが好きなのに…。

商品開発をしていると、ある程度使ったら新しい商品を買って欲しいと思う。

その方が儲かるからね。

 

「修理しながら愛着を持って、一生使って欲しい」

そんなコンセプトの商品は、もはやブランドである。

パテック・フィリップとか、どこまでも修理してくれる心意気があるのが、ブランドだと思っている。

そういう意味では、僕はブランドが好きである。

ずっと、使っていられるから。

 

『ソニータイマー』なる言葉がある。

ソニーの製品が、保証期間の一年を過ぎると壊れるという噂である。

実際に、そんな仕込みをすると信用を落とすし、正確に壊す仕掛けを作るのが難しい。しかし全く壊れないで使い続けられたら、儲からないのは事実で、ある程度期間が経ったら壊れるようにはなっていると思う。

耐久性とか寿命とか言い換えてね。

 

高度成長期時代のクルマは、車検ごとに寿命が来ていた。

「車検が来たら乗り換えないと」と、父が言っていたのを覚えている。

2,3年でクルマの性能がガラッと変わっていた時代だった。

初期のパソコンも同じで、2年も使うとガラクタになっていた。致し方なく、買い換えないと使えない。バージョンアップしたソフトが動かなくなるのだ。

対応する新シいプリンターもなくなるし。

 

ステージキッズは、繰り返し使うことができるのが売りである。

「何度も」ではないけど、5回から10回くらいだろうか?

現在、耐久性をテスト中なのだ。

僕的には、修理して使い続けてくれたら嬉しい。

 

文:紙本櫻士

 

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