日本の秋穫祭は月見だ。
新米が採れ、様々な収穫を祝い、月を観ながら神聖なお米と幸をいただき、一年の幸福を祈る。
いや、祈っていた。
祈る代わりに、
現在、ケルト人の秋穫祭『ハロウィン』が、盛り上がっていたりする。
数十年前まで、秋の十五夜にはススキとお団子をお供えする習慣がわりとあったように思う。僕の家でも、父がススキをどこからから取ってきて(盗ってきて? 笑)、お団子と一緒にお供えしていたように思う。
もちろん、今でもお供えをしている家じゃあるだろうけど、どうも、なくなりつつあるのではないかと感じている。
どうだろう?
それではと、考えたのが『月見めし』である。
南は沖縄から、北は北海道まで、新米の収穫とともに『月見めし』を作って食べようという企画だ。
月を観ながらだと、なおよし。
熊本 月見めし
鳥取 月見めし
四万十 月見めし
深川 月見めし
掛川 月見めし
仙台 月見めし
など、地名をつけるとその地域の月見めしが味わえるのが楽しい。
もちろん、地域の店の名前がついてもいい。
お雑煮でも、地域によって特色があるわけだけど、月見めしも同様だ。
深川 月見めし、なんてあさりの炊き込みご飯なのかもしれないし、浜松 月見めしなら、ウナギが乗っていそうだ。
たぶんだけど、僕が想像するより面白い食材を使った地域の『月見めし』が、ずらずらと、日本地図の上に並びそう。
月見めしプロジェクト、とても楽しいのだった。
『月見めしプロジェクト』
https://tsukimimeshi.webnode.jp/
文:紙本櫻士
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