Amazonが狙う一番手。楽天が狙う2番手。

楽天って使いにくい。

 

そう思っているのは、僕だけだろうか?

あのごちゃごちゃ感が好きな人もいるかもだけど、混沌とした業務スーパーにいるようで、僕は苦手である。

 

それに比べるとAmazonは、ずいぶんスッキリしている。

迷うこともないし、捜し物リストがキレイに並んでいる。後は、選ぶだけ。

もちろん、僕の主観だけど。

 

この違いは、客に向いているか、店舗側に向いているかの違いに感じる。

Amazonは一般に向けてシステムを作り、楽天は業者に向けてサービスを展開している。

数が多いのは、明らかに一般のユーザーだろう。

それこそ何億人もいる。

Amazonは、ゆるぎない一番手なのだ。

 

インターネットは、ほぼトップの総取りである。

類似サービスがタケノコのように現れるが、一番になれば勝ちだ。

人々は、トップサイトにむらがる性質を持っている。

グーグルで何ページも探すのは、余程である。

なんとしても一番手を取らなければならない。

 

楽天が狙う店舗経営をしたい人たちは、そんなに多くはいない。

とはいえ店舗を経営したい人たちに向けたサービスで、一番手だろう。

業者が使いやすいサイトを作っているのが、楽天だと思う。

 

なので楽天の(あのごちゃごちゃした)デザインには、理由がある。

ことによると、売りたい人たちの煩悩まで、表現されているのかもしれない。

「商売をしたい」人たちに、自由な場所を提供するのが楽天市場だ。

織田信長が考えた『楽市楽座』の精神に近い。

ネーミングも、そこから来てそうだし。

 

あえて、一番手を狙わず、二番手のアイデアを考える時期にきているのかもしれない。

三番手、四番手を狙うアイデアも、きっとある。

インターネットが成熟したと思ってるのは大間違いで、

混沌とした黎明期の面白さでいっぱいなのだ。

 

文:川はともだち 代表 紙本櫻士

 

千人の月見の宴

チケットぴあにて、発売開始。ネットはもちろん、電話でも買えるということで、アナログな方にも優しいのだ。
0570-02-9999(Pコード 481-199)

 

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