寿命について考える。
会社にだって寿命がある。
東京リサーチによると、2017年の企業の平均寿命は23.5歳らしい。
これではどこかの最貧国の寿命である。
かつて60歳で会社を定年して年金をもらって暮らす終身雇用ビジネスモデルがあった。これは高度成長期に当てはまったけど、もはや、会社は成長し続けないし、社員が増え続けることもない。
社員数を誇っていた時代は、とっくに終わったのである。
老兵が消えて、若者がバリバリと支える仕組みは幻想だ。
なにしろ会社の平均寿命が23.5歳なのだ。
役職定年が問題になっている。
一定の年令になると、自動的に役職を解かれる制度だ。会社によって年齢は違うが、55歳あたりが役職定年になっているようである。
僕の友人たちも、早めに退職して新しい仕事を見つける人が現れだした。
会社としても、高齢者を高給で雇い続けるより、若い世代を安く使いたいという本音も見える制度である。
法人の平均年齢は23.5歳かもしれないけど、僕たちは平均年齢を考えると80歳になっても生きている。たぶん。
60代で会社を放り出されて「後はよろしく!」と、言われても困る。
現在、何らかの起業を考える人が増えるのかもしれない。
高齢者の起業である。
会社の平均寿命が20年もあるし…。
今後、高齢者の起業がブームが来るかもしれない。
文:紙本櫻士
【人気記事】
【マンガな米前線】
コメントをお書きください