書店ゼロの自治体、2割に。

そりゃそーだろう。

 

街の本屋さんには、読みたい本がない。売りたい本は、あってもね…。

 

ところがネットには、探せば読みたい本が大量に見つかる。

PCは『探す』のが、得意なのだ。

 

80年代、本屋は僕にとってテーマパークだった。眺めているだけで楽しいし、雑誌、漫画、小説、絵本などのコーナーごとに発見もあった。

ところがいつしか、売れそうな本が並んでるだけの場所になっていく。

ワクワクとか不思議大好きより、売れそうな本が並ぶ大きなキオスク化である。

図書館じゃないし、ビジネスだからなのは分かるけどね。

近頃の本屋は、面白くないのだ。

 

売れ筋をPCを使って調べて、販売に利用しだしたからじゃないか、と僕は思っている。

「書店ゼロの自治体が、2割に」という記事を読んだけど、「家に書店がやってきた、やぁやぁやぁ」が正しい。

PCで探せば、僕たちは欲しい本を手に入れることができる。

Amazonなら、家までたちまち配達してくれる。

電子書籍なら、今すぐだ。

買いにくかったエロ本なども、簡単に手に入る(いままで手を出さなかった女性の客を掘り起こしているらしい)。

特殊な性癖を持った人たちなんかは、大歓迎だろう。

 

紙の本が並ぶ図書館は、ないと困る施設だ。

図書館大好きだし…。

でも、これも電子図書館になっていくんじゃないかと思っている。

大きなハコを維持するのは大変だし、家にいながら24時間調べ物ができる。

返しに行く必要もない。

わざわざ図書館に行かなくてすむ。

高齢者にとって、電子図書館は便利だろう。

文字の大きさを自分でコントロールできるし。

いいことばかりじゃないか。

 

書店ゼロを嘆いているように読めた記事だったが、新しく生まれるサービスを歓迎したい。

蒸気機関車がなくなったり、レコードがなくなったりはするけど、なくなる理由はある。コストが掛かりすぎたり、既得権にぶらさがった人たちのサービスが最低だったり。

ジサジワとPCが、僕たちの生活を変えている。

きっとよい方向に変わると僕は信じているんだ。

 

文:川はともだち 代表 紙本櫻士

 

千人の月見の宴

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