SUITSを見たり。
外国語で何が困るって、聞き取れないことだ。
英文なら普通に読めるのに、音になったとたん分からない。
「どんどん聴いて慣れちゃいえばいいのだ」
と言われても、それが難しい。
英会話教室に行く元気も、お金もない。
「そうだ、外国ドラマを見ればいいじゃないか」
と気づいた。
ぽんっと膝を叩いてね。ハタと。
最近は、外国ドラマが見放題だ。
聞き取れるようになるまで、見ようじゃないか。
早速、実験である。
話しかけるのは、わりとできる。
簡単な英語ならだけど。
でも、聞き取れないのだ。これが困る。
例えば、
「How can I go to the Boston museum?」
などとボストンの街角で、ジーンズにイカしたジャケットを着た女の子に話しかけると、
ペラペラペラペラと、弾丸のように答えが帰ってくる。
「どっから来たの?」
とか、ボストン博物館情報以外のことも、どんどん話す。
もっとゆっくり、とか、もう一回と言っても、弾丸攻撃が続く。笑いながら。
基本、僕が、聞き取れていないのだ。
字幕つきでいいから、英語ドラマを見続けていると、彼らの弾丸攻撃に慣れてくる。
同じフレーズが何度も出てくるし、独特な考え方も伝染してくる。
単語より、フレーズの塊と、独特な思考が分かるようになる。
学校でも、英語ドラマ見放題の授業があれば楽しかったのに…。
弁護士ドラマ『Suits』なら、1シーズン13話がセットで、それが6シーズンまである。
『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』なら、4シーズン。
『ダウントン・アビー』なら、シーズン6まであるし『シャーロック・ホームズ&ワトソン in NY』は、シーズン5まで。
面白いから、毎日、続きを見てしまう。
大量に英語シャワーを浴びればいい。
すると次第に、聞き取れるようになってくる。もちろん完璧ヂャないよ。
ずいぶん前だけど、友人の家でフカヒレを食べるパーティーをした時、ブロンドのドイツ人の女の子と、フランス人男子、日系アメリカ人のパトリシアと話したことがある。
みんな日本語である。
パトリシアは、日系だから、外見は日本人だ。
彼女はロサンゼルスがジモティーなので、日本語が怪しい。
ところが、外見白人の女の子たちは、普通に日本語を話す。
妙な感じだった。
日本人が片言で、ブロンドの外人たちが日本語ペラペラなのだ。
外人独特の訛りもない。
「日本語は、どうやって覚えたの?」
と、僕はドイツ人のエレナに尋ねてみた。
「テレビアニメで覚えたのよ。見てたら話せるようになったの」
「私もそう」と、フランス人のサラも言った。
さすが、オタクの国の人たちである。
子供向けのアニメは、日本語教材にはいい。
逆もたぶんそうで、子どもアニメは語学マスターに向いている。
ただ、ドラマで覚える場合、注意が必要である。
むちゃくちゃ早口ドラマは、向かないのだ。
政治や法律用語がバンバンでてくるようなドラマである。
ザ・ホワイトハウスとか、シャーロック・ホームズ&ワトソン IN NYがそう。
モーツァルト・イン・ザ・ジャyングルも、結構、早口だと思う。
まぁ、聞き取れない。
けど、シーズン6くらいまでくると、分かってくるようになる。
早口にも、パターン(塊)があるのだ。
忍耐が必要だけど。
ゾンビ系のホラーは、あまり会話のキャッチ・ボールがないから、これも向かない。
昨日、ドラえもんの、ほんやくコンニャクについて書いたけど、
ビジネスでは、ある程度、話せるのは必要だと思う。
言葉だけでなく、思考もコニュニケーションに大切な要素だから。
ビジネスが上手くいくためにね。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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