ZOZOが見つけたブルーオーシャン。
ZOZO前澤良一社長はアパレル通販で、時代の寵児となった。
日本のアパレルブランド業界はIT化に遅れ、ZOZOはブルーオーシャンに切り込んでトップを取ったのだ。
ネットではトップをとれば総取りである。
2番手ですら選ばれず、5番手など名前も覚えてもらえない。
世界一高い山は?
日本一高い山は?
この質問は、簡単だろう。
二番目は? が答えられない。
3番目だと、なおさらである。
人間の興味や認識は、シンプルなのだ。
ネットの世界では、分かりやすく1番が選ばれる。
前澤さんが、美術品を収集したりスーパーカーを自宅に並べるのは、話題作りもあるのだろう。
100億円の自宅建設も、たぶんそう。
趣味もあるだろうけど。
高価な美術品は、高価なほど換金しやすい。
欲しい人が多いからだ。
100万円とか1000万円の絵は、中途半端な値段で売りたいときに売れない。
前澤社長のコレクションがオークションにかかっているとマスコミが報道してるが、余計なお世話であろう。
話題になって広告効果もあった。それを換金が必要なときに、換金している。
役立ているだけである。
ただ、ハッタリや目立つ手法もやり過ぎると、ケレンになる。
ZOZOの2019年度の売上は、約1000億円だ。
純利益が200億ほどで、まだまだ、これからの企業だと思う。
大したものだけど、123億円で落札したバスキアの作品を落札する大富豪ではなさそうだ。
初めから売る気なら、投資で儲かるかもしれない。
どうなんだろう?
さて、ZOZOが掘り当てた鉱脈は、独占ではなかった。
「先に見つけて、掘った」
が、正しい。
当初は、ZOZOから買うしかなかった鉱石も、
「自分で掘ればいいじゃん」
と、みんながツルハシとスコップを持ち始めたのだ。
「ブランドは、ECサイトで売れない」
という常識は、ZOZOが間違いだと証明してくれた。
後は、真似タイズすればいい。
前澤さんが、ここからどうするかが、むしろ楽しみである。
トランプだって、ホテルが倒産し苦境にたったこともある。
チャレンジする人に、エールを贈りたい。
マスコミの報道は、概ねヒドいなぁ。
※高い山順位
世界の山
1位 エベレスト
2位 K2
3位 カンチェンジュンガ
日本の山
1位 富士山
2位 北岳(南アルプス)
3位 奥穂高岳(北アルプス)
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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