とりあえずラジオ。
アメリカ人は、車に乗ると「とりあえず、ラジオ」だそうだ。
クルマに乗るとラジオをつける映画のシーンもよくみかける。
彼らにとって、ラジオは日常なのだ。
ラジオ局も3000くらいあるし、ラジオを聴く人が日本と比べて圧倒的に多い。
最大の理由は、規制ではないか? と僕は思っている。
日本でラジオ局を開設しようとすると、数千万の資金が必要だろう。
認可も厳しい。
小さなラジオ局ですら、開局が大変なのが日本である。
テレビなら、不可能に近いだろう。
例え、資金力があっても、総務省が許可しないからだ。
トヨタでも、自前でテレビ局を開設できない。
ラジオ局でも同じである。
アメリカの場合、
3000局もあると経営が厳しいところもあり、潰れるラジオ局は多い。
ところが、すぐに「買い取りたい」という人が現れて、ラジオ局は減らないという。
規制の問題が大きいと思っている。
「ラジオ局くらい、硬いこと言うなよ」
と、僕なんか思うのだけど、日本は硬いことを言うのだ。
そのアメリカでネットラジオが急成長している。
広告出稿料も、うなぎのぼりだ。
もともと、ラジオ文化が根づいているからだけど、
「ネットラジオ開局に規制がない」
のは、日本も同じである。
ラジオに、音楽は向いている。
日本では、テレビが新しい曲の紹介をしたいた時期がある。
『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』などである。
テレビは、視覚を奪うから曲よりルックスが重視される。
アイドルには、テレビが向いていると思う。
でも音楽そのものはルックスは関係ないから、ラジオがいい。
ベートーベンは、イケメンである必要はないのだ。
現在、ラジオではパーソナリティの才能が圧倒的に少ないと思っている。
テレビからラジオに、タレントを引っ張ってきているのが現状だろう。
ネットラジオの伸びしろが、新しいパーソナリティーを増やすのではないか?
そんな風に思えてならない。
ビジネスチャンスが、ネットラジオにある。
たぶん。
文:紙本櫻士
ラジオ版 トライ&エラー
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