欲しいモノは何か?
起業では自分が欲しいモノを扱うのがよい。
楽しいし、長く続く。
とはいえ、人が嫌がる仕事を選ぶという選択もある。
でも、人が嫌がるからといって
「自分が嫌か?」
となると、必ずしもそうでもない。
「人が嫌がるから、自分も嫌に違いない」
という判断は、何かに流されている、と思う。
チャンスを逃しているかもしれないのだ。
例えば、解体の仕事は、汚い、キツイ、危険、の3Kである。
でもモノを壊すのが好きななら、天職であろう。
「ドーンと、壊すと、気持ちいい!」
という人はいる。
その人にとって、モノを壊すサービスは「自分が欲しいモノを売る」に等しい。
片づけてキレイにするのが好きなら尚更だ。
人が嫌がる仕事を選ぶと、儲かるし、尽きない。
しかも楽しい。
「自分が売りたいモノを売る」
もしくは、
「人が欲しそうなモノを探して売る」
は、真っ赤なレッドオーシャンだ。
ここに参入すると、
とにかく、目立たないといけない。
できるだけ人の目に触れ、訪れた人の何%かに売るのだ。
お金をかけて広告を打つ必要もあるだろう。
大変である。
余談だけど、アメリカで近藤麻理恵さんがブレークしている。
『人生がときめく片づけの魔法』を書いた片づけコンサルタントである。
「キッチンをマリエ・コンドーする時?」
近藤さんが出演するアメリカの人気番組である。
いらないモノに囲まれて暮らすアメリカ人に、番組の中でセラピー的なアドバイスをする。
片づけられない新婚カップルや、離婚した夫婦などにね。
「要らなくなったモノ」や「本当に必要なモノ」について視聴者と一緒に考える。
セラピー好きなアメリカ人は、見ていて楽しいだろう。
基本的に移民のアメリカ人は、シンプルな暮らしが好きだと思う。
アメリカ人は、タフなキャンパーなのだ。
キャンプをしながら移動する生活には、必要最低限がいい。
近藤麻理恵さんは、アメリカ人のDNAを思い出させているのかもしれない。
「キャンプに、こんなに持ってけないよ」
などと。
ネット検索機能の発達により、ビジネスの事情が変わった。
日本でも、消費が変わってきている。
シンプルに暮らしたいと、断捨離が流行ったりね。
大量にモノを集める心理は「何かの時の準備」である。
「いつか使うだろう」は、もはや必要ない。
なんでも揃ったお店も、同じだろう。
ネットになんでも揃っているから。
「知る人ぞ知る」は、急速に失われてきている。
隠れることの方が、いまや、難しい。
自分が欲しいモノで、旗揚げすればいい。
さて、
米前線では、知る人ぞ知る旨い田んぼ(米)を、売りたい。
僕が欲しいからね。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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