集団左遷!!
日曜9時からのTBSドラマ『集団左遷!!』である。
最初見ていたのだけど、次第に視聴が辛くなってしまい、見なくなった。
最近、このパターンが多い。
『下町ロケット』『陸王』とか、見ていられないのだ。
特許を取られたり、お金を工面に苦労したり、銀行に土下座したり、ライバル会社にハメられたり、云々。
僕は、リアルで似たようなことをしていて、現実を忘れて楽しむはずのドラマが、全然、楽しくない。
「これ、俺?」
そんな感じだ。
ドラマチックなことは、テレビや映画の中で起こっているから楽しいのだ。
さて、銀行である。
彼らのビジネスモデルが破綻している。
みんなからお金を集めて貸し付けても、ちっとも儲からないのだ。
また、ATMは年間1台1千万の費用がかかるという。
行員を雇う代わりに機械にやらせれば安くついて楽だと思っていたら、行員の給料より高い。
頑張ってサービスしても、赤字を垂れ流し続ける。
三菱UFJ銀行は、6月10日から紙の通帳の新規発行はしないと発表した。
紙の通帳は希望する人のみである。
ついに、通帳もリストラだ。
ATMにコストはかけられない。
欧米では、預金した人からお金を取る。
日本の銀行も、欧米のようにしたい。でも、現在、通帳をやめるくらいがせいぜいだ。
今後、投資で儲けることができない銀行は淘汰されると予想され、街にあるほとんどの銀行はなくなるだろう。
銀行サービスは有料に移行し、無料サービスは姿を消す。
やってられないのだ。
集団左遷は、そんな未来を予感させるドラマだと思う。
ドラマに通奏低音のように流れるしんどさがあって、僕は、登場人物の葛藤を見ていられない。
最近、ハッピーな物語がなくない?
逆に考えると、みんな(わりと)パッピーなのかな?
銀行は、無料で使い続けたいよね。
文:紙本櫻士
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