ある宿泊施設から、ステージキッズをベッドに使えないか? と、問い合わせがあった。
「実は、和室があって畳を傷つけたくない。強化ダンボールなら安心だし、イベントのステージとしても使いたい」
そんな、相談である。
持ち運びが簡単で、組み立てて連結すると大きなステージになる。
ステージキッズはそんなコンセプトである。
問題は、世の中にない商品だということかもしれない。
実際に『千人の月見の宴』では、7000人を集客したイベントに使った。
ステージキッズで能舞台を作り、重要目系文化財能楽師・辰巳満次郎さんが薪能を舞い、宇崎竜童さんは、ブルースを演奏してくれた。
使用例としては十分だと思うけど、みんなに伝えるのが、難しい。
それでも、時折、僕たちが思いつかない使い方の問い合わせがある。
今回のベッドは分かりやすいけど、例えば納棺師から
「クルマに乗せることは可能だろうか?」
という問い合わせが来た。
納棺に使いたいそうなのだ。
実はその時、ステージキッズをコンパクトに畳むアイデアがなかく、
納棺師さんのリクエストに答えることはできなかった。
現在のステージキッズが、クルマに積めるようになったのは、彼女からのリクエストのおかげである。
アルミ製の簡易ステージもある。
しかし、こちらは重い。
いくつか連結するステージを運ぶのに、リフトアップ機能があるトラックが必要なのだ。
ステージの部品を6セット収める箱の重量だけで、50キロくらいある。
もちろん、アルミステージのメリットがあり、強化ダンボールステージのメリットがあるわけだけど、
ぽんぽんっと、クルマに積めるのは大きいと思う。
などなど、広報が足らないけど、どこかでブレークスルーしたい。
方法はあるはずなのだ。
文:紙本櫻士
ラジオ版 トライ&エラー
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